無事にイベントも終わり、打ち上げが行われた。
会場には実行委員会のメンバーである雲仙商工会のロマンチストと東京から訪れた宣教師の面々が揃った。
しかし、日本ロマンチスト協会はこれだけでは終わらない。
更にサプライズが用意されていた。
聖地雲仙市愛野町で入籍を果たした第一回MRS(Most Romantic Shout)の秋山夫妻、ロマンチスト達は秋山夫妻が結婚式を挙げていないという情報を事前に入手していた。
そこで、披露宴イベントの最中に奥様と娘さんにこっそり協力いただき、ウェデイングドレスを来ていただこうというサプライズ企画。
秋山宣教師(夫)は突然のことで何が起きたかわからない様子。
ロマンス宣教師たちはこの瞬間が大好きだ。
ロマンチスト達に祝福され、着席。
新婦はとても綺麗だ。
家族三人で記念撮影。
娘さんが着ているのは、日本ロマンチスト協会特製Tシャツ(限定品)だ。
そしてやはり初代MRS。会場内で妻に向かってロマンスを叫ぶ!!
一段落したら、新婦のウェディングドレス撮影タイム。
秋山宣教師(夫)はいろんな角度からデジカメのメモリ限界まで撮影を続ける。
お母さんの綺麗な姿を見て、娘さんも嬉しそうだ。
小浜の夜景をバックに。
実は二人の本籍は聖地愛の駅である。(二人は東京在住で雲仙出身ではない)
そんなアツい二人の想いにこたえる形での雲仙からの贈り物。
サプライズ企画は大成功。
幸せそうな秋山夫妻の笑顔を見て集まった宣教師たちもロマンス力を分けてもらえた気分。
雲仙がお二人の歴史にまたひとつ大きな思い出の場所として刻まれたことを願う。
※※【企画秘話】※※
今回のサプライズ企画、実は裏側にステキな裏話が存在していた。
奥様と娘さんを連れ出し、ヘアメイク、メイクアップ、ウェディングドレスへの着替え等
のために奔走してくれた雲仙のロマンチスト「JAGIRL」こと藤下宣教師(写真)。
彼女は今回の一件で「ロマンス力」を実感したという。
奥様を連れ出した後、まずはヘアメイクを行う必要があった。
しかし、連れ出したのは夜。地元の美容室は営業していない時間だった。
にもかかわらず、事情を聞き、時間外まで開けて待っていてくれたお店があった。
メイクが終わり、ウェディングドレスを着た後、サプライズの時間まで待機が必要となった。
外は目立つし、待機場所がなく困っていると、ある旅館の女将さんから
「うちで休んでいきなさい」と人目につかない場所を提供いただいた。
動いているのは実行委員やスタッフだけではない。
まち全体がロマンス力の連鎖によって繋がっていっている。
そんな風に感じられる瞬間だったそうだ。
今回のイベント、そしてサプライズ企画は、実行委員会や直接関わったスタッフの
熱い想いが雲仙の人々に伝わり、まち全体で作り上げることができたからこその
成功だったと信じている。
その5へ続く
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