二大国民的ロマンティック行事のひとつ、バレンタインデー。
この日、世の女性たちは、大好きな男性に、
そのありったけの想いがこもったチョコレートを贈る。
そう、ステキな一日です。
戦後のロマンス文化を牽引してきた、偉大なる記念日。
日本中の男女は、大いに、この一日を謳歌して欲しいと、
当協会でも思うのですが、最近、このバレンタインデーにも、
「多様化」の波が押し寄せているらしい...。
こんな店頭POPをみかけました。
男性から女性にチョコを贈る、「逆チョコ」らしい。
他にも、友達同士でチョコを贈り合う、「友チョコ」というのもあるらしい。
想いが伝わ合い、ふたりの関係が更に深まるのであれば、
どんな形でもオッケーだと思うのですが。
一方で、協会的には思うこともあります。
バレンタインデーは世界的にも、恋人同士が愛を誓い合う日らしい。
●バレンタインデー
(wikipedia)
女性から男性に愛を告白し、その証としてチョコレートを贈るのは、
日本のバレンタインデーの特徴だが...
どうして、これほどまでに、日本においてバレンタインデーが
盛り上がってきたのか、と考えると、そこにはふか~い理由が
あるように思えてなりませぬ。
大袈裟なところから始めると、元来、日本社会では、
女性から男性に愛を告白するのはタブーとされ、その起源は
神話の時代にも遡ります。
イザナミ(女性神)からイザナギ(男性神)を誘ったため、
最初はヒルコが生まれ、イザナギからイザナミを誘ったら、
立派な国(子)が生まれた、とされる。
●国生み(参考)
(wikipedia)
その慣習は脈々と、現代にも根付いており、
そこに、このバレンタインデーだけは「女性から男性に愛を告白してよし!」
むしろ、「積極的に愛を告白しましょう」と規制緩和をしたわけです。
(かつて、そういう時代的、社会的な規制が文化としてあったわけです)
そう、つまり、恥じらう女性が、覚悟を決めて「愛の告白」をする「潔さ」を
社会全体で称賛していこう、という国民的な運動になったわけです。
「あなたのことが大好きです!」という記号が「(本命)チョコ」だったわけです。
一方、男性側も、この日、女性から「チョコ」をもらうことを期待してソワソワする。
そういう、相互的な文化活動なんですよね。
何となく、「逆チョコ」と聞いて、
時代の変化と表現の多様性を感じずにはいられませんが、
それも、もちろんアリですが、
協会としては、もう一度、世の女性たちを勇気づけてみたい。
心の武装を解除して、気持ちよく、好きな人に、
あなたのことが大好きです!と叫びましょう
そう、声を大にして、世の女性たちを心から応援したい!
この日の主役は、やはり女性です。
女性たちの潔さを、みんなが応援しています!
頑張れ、恋する乙女たち!
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